机、パソコンはもちろん、エレベーターののボタンやらトイレのドアノブ、入館時のバーコードリーダー、接触の可能性があるところは拭いて拭いて拭きまくります。
……ところが私はアルコールに弱かった。無念。消毒作業が始まってすぐ湿疹が出るようになり、吸い込むと気分が悪くなってしばらく使いものになりません。気をつけないと戦力外です。開館時間を遅くしてまでやっているのになんてことだ!
別の作業用に備蓄していた使い捨て手袋(数に余裕がないので片手分)をつけ、スプレーではなくポンプ式のディスベンサーを使うと吸い込む量も少なく、自分でもなんとかなるということがわかってきました。
また県内では「副業でみんながつながる熊本県産マスクプロジェクト」という活動がありましたね。規定の条件で作られたマスクを買い取り、県民に無料配布するというものでした。
そのマスクが本学にも届けられ、図書館にもたくさん置いてもらいました。届けられたときも色とりどりのマスクは壮観だったのですが、「かわいい!」「どれにしよう!」と図書館で本を選ぶときには到底聞くことのできない声が学生さんたちからあがっていて、カウンターで見ていてもたいへん微笑ましい光景でした。男子学生のみなさんもたくさん手に取ってくださいました。
作ってくださった方や検品された方、買い取ってくださった企業のみなさまなど、関係者のみなさんにお見せしたい!こんなに喜ばれていますよ!と思いながら見ていました。あまりに好評で追加していただいてた分もきれいになくなりました。県民ではあっても私たちの分はありませんでしたね…(非常に残念!)。1年生のみなさんにはいろいろとお渡しできる入学記念品があったのですが(現在も配布中)、在学生のみなさんには何もなかったので、洗えば繰り返し使えるマスクはたいへんありがたかったです。就活などがあるからか、白地がなくなるのがわりと早く、色柄物も楽しく選んでいただいたようです。
現在図書館は教職員と学生のみのご利用となっています。大学図書館として利用対象を本来の基本的な状態に戻しているわけですが、それでも滞在時間90分以内と制限つきです。使用できるパソコンの台数も少なく、しかも全館サイレントゾーンとなっており、ご迷惑をおかけしているところです。
最近、一般県民の方から利用再開に関するお問い合わせが増えてきています。上記のように学生さんにも制限がある状況のため、入館制限はまだ続いていて、たいへん心苦しく思っています。
さびしいことはもうひとつ。公共図書館ではご利用が多いだろうと思われる一般書の新着本のご利用が少ないのです。先月本格的に授業が再開されて今月末から試験に入るということもあり、学生のみなさんは気軽に読書という雰囲気でもないのでしょうか。専門書や学術書などのご利用が多いように感じます。
1階 新着コーナー(書評に載った本) |
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…といいながら、来月にはシステム更新が控えており、さらに利用制限がかかるので、先にお詫びをしておきます…。
(図書館スタッフ:「ときに晴れて」)