1F小展示「ウクライナを知る」本の入れ替えを行いました＆11月特別開館のお知らせ

 こんにちは。長かった夏も終わり、すっかり寒くなりましたね。

１F小展示コーナーでは昨年度末から「ウクライナを知る」と称してウクライナ関連の本を展示していますが、先日新たに22冊を選書し入れ替えを行いました。

今回はそのうちの４冊をご紹介します。

犠牲者意識ナショナリズム―国境を超える「記憶」の戦争 著者 : 林志弦 東洋経済新報社 発売日 : 2022-07-22 所在：小展示(1F)  請求記号：311.3||R 45 図書 ブクログでレビューを見る»

著者は戦争や植民地支配による加害者・被害者の歴史の「記憶」を研究・考察していて、

本書では犠牲者ナショナリズムがどのように発生し、国民たちの記憶に定着し展開していくのかを明らかにしていきます。

ヴォロディミル・ゼレンスキー: 喜劇役者から司令官になった男 著者 : ギャラガー・フェンウィック 作品社 発売日 : 2022-12-28 所在：小展示(1F)  請求記号：289.3||Z 2 図書 ブクログでレビューを見る»

　喜劇役者から戦争司令官になったウクライナの大統領ゼレンスキーの半生を取材した本格評伝。

トナカイの大地、クジラの海の民族誌――ツンドラに生きるロシアの先住民チュクチ 著者 : 池谷和信 明石書店 発売日 : 2022-04-25 所在：小展示（1F） 請求記号：382.292||I 35 図書 ブクログでレビューを見る»

　ロシア北東部の民チュクチの暮らしを紹介した一冊。

日本人にはあまり馴染みのないトナカイの牧畜や海獣狩猟の記録や、彼らの自然との関わり方が興味深いです。

ロシア・アヴァンギャルド芸術―理論と批評,1902―34年 著者 : 川端香男里 岩波書店 発売日 : 1988-06-28 所在：小展示（1F） 請求記号：702.38||BO 1 図書 ブクログでレビューを見る»

　ロシア革命・政治が密接に関連しているロシアン・アヴァンギャルド芸術について書かれており、1910-1930年代の約20年ほど続いた芸術運動と政治・革命との深い関連性が知れる一冊です。

小展示「ウクライナを知る」は12月末まで展示予定です。

この機会に是非借りてみてはいかがでしょうか。

【11月の特別開館のお知らせ】

授業実施のため、下記の通り開館いたします。

11月3日(金)　8：40～21:40

図書館スタッフ：F