2019-10-29

「順序」は大事




5月1日に年号が令和に変わり、やがて半年が経とうとしています。
年号の変わり目に2度も立ち会うことになったPから質問です。
「年号の順序は、(さかのぼって)どこまで言えますか?」

令和の前は、平成(これは楽勝)
平成の前は、昭和(この間も実際生きていたから大丈夫)
昭和の前は、大正(短かったのよねぇ)
大正の前は、明治(文明開化の音がする♪)
明治の前は・・・
明治の前は、江戸(ではないですよ!)

その答えはこの本が教えてくれます。



 
著者 : 小倉慈司
吉川弘文館
発売日 : 2019-06-26
所在:和書(2F)
請求番号:210||02||O26

大化から令和まで、248の年号を史料に基づき平易に紹介し、年号ごとに在位した天皇、改元理由などを明記し、年号字の典拠を解説しています。(紹介文から抜粋)
(答え:明治の前は慶応です)


ガラッと話しは変わりまして。


図書館の本には「請求記号」のシールが本の背の下の部分に貼ってあります。
請求記号シールの説明です↓↓↓(ちょっと見づらいですかねぇ・・)



1段目には分野が数字で表され、2段目には著者名の頭文字がアルファベットで表されていて、このアルファベット順に並べられているのですが、(司書ではない)見習い事務スタッフのPはこのアルファベットにひそかに苦戦していまして・・。


たまに、返却された本を書棚に戻すお仕事(配架)をするのですが、恥ずかしながらアルファベットの順序の記憶がかなりあやしげで、毎度あたふたしてしまいます。


そんなときは、頭の中で「ABCの歌」のメロディーを流します。静寂を旨とする図書館において、口ずさみそうになっていることもあります(←これはアウトです)。
しかも、毎回律儀に最初の「A」から歌うのです。
「♪ABCDEFG♪HIJKLMN♪OPQRS・・おおぅ!Sはここだったか!」という具合に。
(いやはやなんとも、次元の低い話で恐縮です)




「アルファベットの並び順をマスターし、じたばたしないで配架する」
これを「令和」で達成すべき目標にしたいと思います。

図書館・事務スタッフP

2019-10-24

和雑誌紹介 ●週刊誌編●



こんにちは。

県大図書館には“図書”があるのはもちろんですが、“雑誌”も沢山取り揃えています。

和雑誌係の私としては、ぜひぜひ皆様にこの雑誌の多さと奥深さを知ってもらいたい・・・

ということで、初回はまず“週刊誌編”をご紹介したいと思います。



書店でよく目にする方も多いでしょう。

表紙は毎回写真家の蜷川美花さんの撮影で、芸能人に限らず旬な方々が登場しています。

政治・経済・文化などなど、ジャンルが幅広いニュース週刊誌。

個人的には巻末にある「はたらく夫婦カンケイ」のコーナーが面白いです。


続いてはこちら。 




大正11年生まれの、日本でもっとも古い本格派週刊誌。「ご当地ライバル校対決」など大学関連の特集も読み応えがあります。なんとなく、表紙を飾るのはジャニーズ系が多いのは気のせいでしょうか・・・(イケメン率高し)


最後はこちら。




アメリカで流通しているニューズウィークの日本語版で、世界各国で起きた出来事や国際問題などを独自の視点で分析して紹介しています。実力に定評のある記者たちが自分の考えを交えて記事を書いていることから、政界や財界の著名人にも愛読者が多く存在しています。(Fujisan.co.jpより


週刊誌に限らず、まだまだ図書館には様々な雑誌を取り揃えています。

じっくり本を読む時間がとれないな・・・という時にも気軽にサクッと読みやすいのが雑誌の魅力のひとつ。

ぜひ図書館1階奥の雑誌コーナーへお立ち寄りください。


(図書館スタッフ R

ぷくにゃんおはなし会(10/24)


こんにちは。
日頃図書館をご利用いただきありがとうございます。


今日は小雨の降る中、小学校へ読み聞かせに行って来ました。
3年生への読み聞かせでした。


1冊目は、今日の天気によく合う本。『しずくのぼうけん』。
目と鼻と手足のついた「しずく」が、空気になったり、凍ったり。
ちょっと理科のエッセンスも入っているので、
3年生にとても合ってるお話、だと思いました。
学生さん、選書も上手。
皆さん最後までしっかり聞いてくれました。








2冊目は、『がんばるたまごにいちゃん』。メンバー初めての読み聞かせでしたが、
初めてとは思えない落ち着きっぷり。
子どもへ近づいてお話するよう、心がけて読み聞かせしました、との事、
最初ちょっとそわそわしていた子どもさんも、絵本にしっかり見入って聞いてくれました。







10月のお話し会は、これでおしまいです。
また来月小学校におじゃまします。(k)


















                                                


火の国・くまもと


昨日も降灰速報が出ましたね。
テレビで「降灰速報」が流れる熊本県です。今日現在、噴火警戒レベルは「2」。火口周辺規制がかかっていると思います。
桜島や新燃岳も火山活動は活発なので、鹿児島県のみなさんも「降灰速報」っておなじみなのでしょうか。


県北で生活している者にとって、火山灰とは切っても切れない生活が続いております。熊本弁で火山灰のことを「ヨナ」と言いますが、今年初めて私が車に積もったヨナを写真に撮ったのは8月のことでした。
掃除機1回分のヨナを見ては近隣のみなさまの掃除と室内干しの洗濯物に思いを馳せ、疲れ果てた日には「こんばんは靴下を脱がないで過ごそう、休戦(?)だ」と心に決めたりもしてきました。「フロントガラスに傷がつくからワイパーを使わない」というのをうっかり忘れて「ザザザー」という音に我に返ったことも…。
火山灰で作ったお土産物やお守りなどもあるようですが、そうきたか!と思いました。その気持ちよくわかります!

図書館にも古い行政の資料がありました。この機会に観光としてではない「阿蘇」について学んでみるのも興味深いのでは?
・『阿蘇火山ヨナ地帯の特異性』
 所在:郷土資料(2F) 請求記号:K 453.8||Ku 34 熊本県土木部 1952.3 
・『「阿蘇の文化的景観」保存報告書』 
 所在:郷土資料(2F) 請求記号:K 709.1||A 93||1~2(総論と詳細調査の2冊があります)

他にこんな本もありました。


所在:郷土資料(2F) 請求記号:K 612.19||Y 74


観光や農作物など、もっともっと生活に影響のある方のことを思えば、ヨナが降るくらいは日々のちょっとした愚痴くらいですみます。(愚痴くらいは言わせてほしいですが。)
…昨晩は休戦したので、帰ったらまたお掃除です。


わたしはまだ半袖生活ですが(以前わたしのような者を熊本弁で「かんなし」というとお伝えしました…)、豪雨被災地では感じる寒さもひとしおかと思います。今年はインフルエンザの流行も早いようですので、みなさまどうぞご自愛ください。
(図書館スタッフ「ときに晴れて」)

2019-10-16

ブログ上「学内見学」~図書館編~




熊本県立大学では、高校生、保護者の方々及び先生方を対象に「学内見学」を受け付けています。(窓口は教務入試課入試班です。詳細はこちら⇒「学内見学」)
これは、「大学の概要説明」と「施設見学」をセットにしたものですが、この施設見学先として、わが図書館も高校生のご一行様やPTA等のご一行様をお迎えしています。

入館ゲートに来られたら、ズズズイと1階奥まで進んでいただき、雑誌コーナーあたりでご説明を行います。

『この図書館の建物は平成6年にできました。思い返せば、平成6年は県立大学にとって大きな変革があった年でした・・・』(①県立女子大学から県立大学への名称変更、②男女共学、③総合管理学部の創設で3学部へ)

『開館時間は月~金は8時40分~21時40分、土曜は8時40分~19時、日曜・祝日、年末年始はお休みです』

『年間の利用者は約9万4000人です』

『利用できるのは、県大学生、教職員、授業公開講座の受講生等です。その他、18歳以上の県民の方や県内に勤務されている方も利用できますよ(ただし高校生は除きます)』

『図書館には約34万冊の本が配架されています』

『雑誌コーナーには約100種類の雑誌があります』


『大学に併設された図書館ですので、研究図書や専門書が多いですが、話題の新刊小説やヤング向け(←死語?)の情報雑誌や旅行ガイドブックなどもありますよ』

『1階にはラーニングコモンズ(学習のための語らいOKのスペース)、パソコンコーナー、テーマに沿った本の展示、図書館クラブの選書コーナー、雑誌コーナーなどがあります』

『2階には、郷土資料、県立大学の歴史や沿革がわかるアーカイブ、和書があります』

『3階には、2階とは分野の異なる和書、それと洋書があります。また、パソコン室やグループ学習室、そしてガラス張りでたいへん明るい吹き抜けの大閲覧室があります。』

『いつも21時40分の閉館時間まで学生が利用していて、閉館の放送で帰りを促しています。また試験前~最中は利用者がたいへん多いです』

・・・とまあ、だいたいこんな感じです・
説明のあとは、各自で自由に1~3階を見学していただきます。

こちらからの説明は設備や図書等のハード面中心になるのですが、見学者のみなさんにとっては、「館内利用中の学生さんたちの姿」こそが心に残るのだろうなあと思っています。

何の演技もしていない動物の赤ちゃんが掛け値なしでかわいいように、学生のみなさんの姿・存在そのものに県大を語るチカラ(説得力)があると思うのです!

おやおやおや?
ここで学生さんたちのセリフが・・・

「てやんでぇ!あたぼうよっ!!」(なぜ江戸っ子?)
「やめておくんなまし、控えめにしてても勝手に光り輝くんでありんす」(なぜ花魁風?)
「知らざあいって聞かせやしょう。〝地域に生き、世界に伸びる″県大生たぁ、俺(私)のことだぁ!」(なぜ歌舞伎役者?)

・・・すっかり自作自演ワールドに浸ってしまいましたが・・・
なにはともあれ、今後ともみなさんの図書館のご利用を心からお待ちしています。

スタッフ P

(ちなみに「地域に生き、世界に伸びる」は「熊本県立大学の理念・目的」ですヨ!)

2019-10-15

展示『絵を描く、絵を観る』


熊本県立大学の学園祭、「白亜祭」が近づいてきましたね!


看板などに描くイラストの参考資料として、イラストの描き方などの本を、「絵を描く、絵を観る」コーナーに展示しています。
白亜祭に向けて、是非ご利用ください。


また、今回の展示では、学部生のおふたりに描いて頂いた素晴らしいイラストも展示していますので、そちらも是非ご覧ください。




図書館スタッフ(ゲーム司書)
 






2019-10-12

絵本展示&白亜祭でのお話会


現在、図書館1Fラーニングコモンズエリアの横に、絵本や関連本を展示しています。

【大人も楽しい絵本!】

名作絵本に、ちょっと変わった絵本、大人も震える怖い絵本など、色々な絵本を展示しています。
懐かしい気持ちになったり、新しい発見があるかもです!


そして、その展示に合わせるように、図書館の有志スタッフで「白亜祭」の日にお話会をおこないます!
その名も『けんだい 絵本ガーデン』

日程:2019年11月10日(日)白亜祭の2日目。

時間:11:00~  12:00~ 13:00~ の各30分程度

場所:熊本県立大学図書館 入口前

内容:色々な絵本をとにかく楽しく読みます!

子どもから大人まで楽しめる、楽しいお話会にしますので、是非ご来場ください。


図書館スタッフ ゲーム司書 

図書館クラブによるリクエスト展示(10月~11月)


図書館クラブの方々に「リクエスト展示コーナー」を作っていただきました。

2ヶ月ごとに入れ替えが行われるのですが、今回は「FGO関連本」!
スマートフォン用ゲーム「FGO」(フェイト・グランド・オーダー)に関連する本を展示してもらったのですが、神話から葛飾北斎の本まで、幅広いジャンルの本を選んでもらいました。



こうしてみると、色々な本があって面白いですね!
また、ピックアップ本として『サリエーリ』や『マハバーラタ』など、学生さん一押しの本はコメント付きです。
 

興味のある学生さんは、ぜひ借りて読んでみてください!


ちなみに、FGO展示は、沖縄県立図書館さんでも行われており、人気を博しています。

「絶対読書戦線メソポタミア」


図書館スタッフ(ゲーム司書)

2019-10-11

食育展示「食の歴史」


日に日に涼しくなってきており、食欲やスポーツの秋が近づいてきていますね。
美味しく食べるのも良いですが、料理についての歴史も知ってみませんか。
現在、図書館1階、カウンター前展示コーナーで「食の歴史」を開催しています。



美味しそうだったり、面白そうだったり、色々な本がありますが
個人的に気になった本はこちら!
著者 : 西村淳
新潮社
発売日 : 2004-09-29
所在:文庫(3F)
080||59||7540
あらすじ
ウイルスさえも生存が許されない地の果て、南極ドーム基地。そこは昭和基地から1000kmかなた、標高3800m、平均気温-57℃、酸素も少なければ太陽も珍しい世界一過酷な場所である。でも、選り抜きの食材と創意工夫の精神、そして何より南極氷より固い仲間同士の絆がたっぷりとあった。第38次越冬隊として8人の仲間と暮した抱腹絶倒の毎日を、詳細に、いい加減に報告する南極日記。

う~ん、面白そう!


図書館スタッフ(ゲーム司書)

2019-10-09

ぷくにゃんおはなし会(10/8)


もう10月だというのに、まだまだ暑い日が続きますね。

夏休み明け最初の「ぷくにゃんおはなし会」に行ってきました!



1冊目は『だるまちゃんとてんぐちゃん』

だるまちゃんは、てんぐちゃんの持っているうちわが気になります。
更には、てんぐちゃんの帽子もうらやましくなって、、、。

かこさとしさんの楽しい話と、かわいい絵に、子ども達もワクワクした表情で聞いてくれました。


2冊目は『パパ、お月さまとって!』

途中でページを上下に開くしかけがあるので、大きな絵に子ども達もビックリ!
大きな歓声が上がっていました。
みなさん、とっても熱心に聞いてくれて嬉しかったです!

ボランティアの学生さんも、工夫のある読み方をしてくれて、大変ありがたかったです。

次は月末にお伺いできるのを楽しみにしています!

(図書館スタッフ ゲーム司書)

秋の夜長にラグビーとウェールズの幽霊


すっかり涼しくなってきました!
朝夕だけでなく、お昼も半袖では少し肌寒く感じることもありますね。
風邪などひかないように気を付けたいものです。

さてさて、熊本は今週、ラグビーウィークです!
高校はラグビー部だった人も、ラグビーは五郎丸さんしか知らない人も、ルールも全然知らないという人も、せっかくなのでこの波に乗ってみましょう。


所在:和書(3F) 請求記号:783.48||R 32

超入門…こういう本が見たかった。
ウェブの情報をスマホで見ると、ちょっと見づらくなることがありますが、本は見やすいですよ!
しかも間違いないプロが分かりやすく書いてくれているのでおススメです。


歴史がお好きなあなたには・・・


日本のラグビーを支える人びと
スポーツ歴史の検証 ; 2018年度版
東京 : 笹川スポーツ財団, 2019.3

所在:和書(3F) 請求記号:780.2||Su 75||2018






こんな本もあります。
今年はラグビーワールドカップ、来年はオリンピック。
スポーツが盛り上がっています。
ここはひとつ、のっかってみましょう!

今週末はウェールズvsウルグアイ、ということで、こんな本もあります。


所在:和書(2F) 請求記号:388.33||E 88

ラグビーとはまったく関係ないんですが、イギリスの怪談です。
ウェールズにまつわるお話も載っています。
幽霊の本場って感じで楽しめます。
やっぱりいるんですかねぇ・・・幽霊。

(図書館スタッフ:H)

2019-10-05

読書の秋到来


後期の授業がはじまりましたね。
日差しはまだ暑いものの、金木犀の香りがただよいはじめました。

いよいよ、読書の秋ですね。

みなさんは、本を選ぶときどのような基準で選択していますか?
「好きな作者だから」とか「雑誌で紹介して気になった」とか「表紙がすき」とか
いろいろな観点で選んでいますよね。

今回ご紹介するのは、私のすきなシリーズものです。

まずは、「よりみちパン!セ」というシリーズ。

中学生以上をターゲットにしているため、とてもわかりやすい内容で
生きるために必要な信頼できる知恵を教えてくれます。

タイトルは多様なのですが、100%ORANGEの絵、祖父江慎さんの装丁で統一されています。
谷川俊太郎さんからの同じ質問に対する著者の回答が必ず巻末に載っていて、それをみるのも楽しみです。

メディアリテラシーについて、数学について、美についてなどテーマはさまざまです。
興味のあるものから読んでみてくださいね。






次に「シリーズ ケアをひらく」から2冊ご紹介します。

従来の常識を覆す他力本願のロボット。弱いからこそ役に立つロボット。目から鱗です。


弱さの持つ豊かさといえば「べてるの家」です。
精神障害を抱えた人たちが、自分自身の経験を通して発見した「安心してサボれる会社づくり」などのユニークなモットーに心惹かれます。



信頼できるシリーズを見つけると、普段は手に取らないテーマの本でも
このシリーズなら読んでみようと思って、読書の幅が広がるのがとても魅力的です。

みなさまもお気に入りのシリーズ見つけてみてくださいね。

                   図書館スタッフ Y
 

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