テレビで「降灰速報」が流れる熊本県です。今日現在、噴火警戒レベルは「2」。火口周辺規制がかかっていると思います。
桜島や新燃岳も火山活動は活発なので、鹿児島県のみなさんも「降灰速報」っておなじみなのでしょうか。
県北で生活している者にとって、火山灰とは切っても切れない生活が続いております。熊本弁で火山灰のことを「ヨナ」と言いますが、今年初めて私が車に積もったヨナを写真に撮ったのは8月のことでした。
掃除機1回分のヨナを見ては近隣のみなさまの掃除と室内干しの洗濯物に思いを馳せ、疲れ果てた日には「こんばんは靴下を脱がないで過ごそう、休戦(?)だ」と心に決めたりもしてきました。「フロントガラスに傷がつくからワイパーを使わない」というのをうっかり忘れて「ザザザー」という音に我に返ったことも…。
火山灰で作ったお土産物やお守りなどもあるようですが、そうきたか!と思いました。その気持ちよくわかります!
図書館にも古い行政の資料がありました。この機会に観光としてではない「阿蘇」について学んでみるのも興味深いのでは?
・『阿蘇火山ヨナ地帯の特異性』
所在:郷土資料(2F) 請求記号:K 453.8||Ku 34 熊本県土木部 1952.3
・『「阿蘇の文化的景観」保存報告書』
所在:郷土資料(2F) 請求記号:K 709.1||A 93||1~2(総論と詳細調査の2冊があります)
他にこんな本もありました。
所在:郷土資料(2F) 請求記号:K 612.19||Y 74
観光や農作物など、もっともっと生活に影響のある方のことを思えば、ヨナが降るくらいは日々のちょっとした愚痴くらいですみます。(愚痴くらいは言わせてほしいですが。)
…昨晩は休戦したので、帰ったらまたお掃除です。
わたしはまだ半袖生活ですが(以前わたしのような者を熊本弁で「かんなし」というとお伝えしました…)、豪雨被災地では感じる寒さもひとしおかと思います。今年はインフルエンザの流行も早いようですので、みなさまどうぞご自愛ください。
(図書館スタッフ「ときに晴れて」)