2019-08-09

戦争の日々と平和な日々に思いを寄せて



8月6日 広島に原子爆弾が投下された日
8月9日 長崎に原子爆弾が投下された日
8月15日 終戦の日
それから74年が経ちました。

今日(メインで)ご紹介する本は、「すみれ島」と「神に守られた島」です。
タイトルと本の表紙からは戦争の気配は感じられないと思いますが、実は特攻隊が登場する、戦時中のお話です。

(所在:和書3F  請求記号:913.6|| N43)

沖良部島がこのお話の舞台です。
日々空襲を受けながらもそれ以外の時間はごく普通の生活が行われていて・・・そんな戦時中の日常が子どもたちの目線で描かれていきます。
「神」は、この地域で“日本を守る神様”と認識されている特攻の兵隊さんのことです。
かなり、土地の言葉で書かれていますので(ルビあり)、はじめは多少の労力がいるかもしれませんが、流れに乗ってしまうとやはりこの土地の言葉でなければ!と思うようになり、そのうち自分なりのイントネーションをつけながら読み進めていきました。


ちなみに続編もあります。
(県立大学図書館の所蔵はありません。)





(所在:和書3F 請求記号:726.5|| I45)

これは絵本です。
小学生から届けられた“あるもの”で、出撃前夜の特攻隊員は最後の「たのしいよる」を過ごすことになります。表紙と裏表紙にまたがる海、それと本文最後のページの見開きの海の青さが、美しすぎるがゆえに悲しさが増します。
特攻隊員の最後に目にしたものが、計器でも相手機でもなく、青い美しい海であったことを祈りたいです。



参考までに「すみれ島」に関連した2冊もご紹介します。
著者 : 仲田千穂
ポプラ社
発売日 : 2009-07-01
(県立大学図書館の所蔵はありません)。

(県立大学図書館の所蔵はありません)。


                                                                                                     図書館スタッフ P
 

 

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