台風一過の晴天で今日も暑くなりそうです!
図書館は昨日から、蔵書点検期間に突入しました!
蔵書点検とは。。。
曝書(ばくしょ)ともいいます。図書館好きならご存知の方も多いと思いますが、どこの図書館でも大体年に一度、あるはずの本がちゃんとあるか、総点検をする期間を設けています。
職員にとっては地獄のバーコード読み込み労働期間、利用者にとっては利用がかなり制限されてしまう。
疲れる。読めない。
でも蔵書のチェックは定期的にやらなくてはいけない。
それが蔵書点検なのです!
当館の蔵書は、本だけで約34万冊あります。
蔵書点検は、本についている資料IDのバーコードを1冊1冊読み込み、データと照合させる作業なのですが、一冊一冊、本のバーコードを読み込んでいく作業を34万冊分・・・ちょっと気が遠くなりますね。一度に点検するのは大変なので、毎年ワンフロアごとに行っています。
一昨年が4F、去年が1-2F、そして今年は3Fです。
3Fは文庫や新書、小説、英語の多読書など、人気の本が数多くあります。
ご不便を感じる方も多いかと思いますが、図書館の適切な管理運営のため、皆様のご理解、ご協力を何卒お願い申し上げます。
蔵書点検期間
8月15日(木)~31日(土)
17時閉館になります。
図書館3Fの利用ができません。
ちなみに3Fの本のごく一部ですが、1Fの展示コーナーに下りてきている本もあります。
どうぞご利用ください。
所在:図書館クラブ(1F) 背ラベル:913.6||O 65
所在:図書館クラブ(1F) 背ラベル:913.6||Mo 54
☆図書館ミニ知識☆
「曝書」(ばくしょ)
蔵書点検のことを、昔は曝書(ばくしょ)といっていました。
昔は今ほど建物の構造や空調などが適切でなく、梅雨時期などは湿気がたまってカビが生えたり、害虫が書物を傷めたりしていました。特に紙魚(しみ)という虫は紙を好み、昔の書物で紙魚に食われたあとのあるものがたくさん残っています。
そこで、たいてい夏になると外に出し、干して日光に当て風を通す作業が行われていました。とくに紙魚は、日光に大変弱いのです。
「曝書」や「紙魚」は夏の季語にもなっています。
(図書館スタッフ:H)