3月1日の今日は多くの高校で卒業式が行なわれ、春らしい柔らかな日差しのもと、卒業式
シーズンの到来です。
今年は平成最後の年。残り2ヶ月となった「平成」の時代。
卒業は、はるか昔のできごとであった私も、ひとつの時代にお別れし新しい時代がくるんだな~、と、ちょっとした卒業生気分になっています。
ご存知のとおり、平成の次の元号は4月1日に発表され、5月1日からは新元号となります。
どんな元号になるのか、ほんとうに楽しみですね。
この改元を機に「日本」の成り立ち、歴史を振り返り、自分達のルーツを知ることもいいかなぁ、
と思います。
図書館には日本の歴史に関わる本は沢山ありますが、2018年に発行された新しい次の3冊を、
特におすすめします。
福岡県志賀島で発見された、金印「漢倭奴国王」。「かん(漢)のわ(委)のな(奴)のこくおう(国王)」ではなく、「かん(漢)のわどこく(倭奴国)・おう」と読む?
「倭」が「日本」となり「王」が「天皇」になった経緯、「親魏倭王」という表現の意味など、とても興味深い内容です。筆者は中国古代史の専門家。
次は、平成の今を振り返りながら世界史と日本の政治、経済を分析した、テレビでもわかりやすい解説でお馴染み、池上彰の本。
最後に、図書館1階の図書館クラブの皆さんが展示してくれた、「平成」に話題になった本、平成に関する本の中からの1冊。
夜10時放送、テレビ朝日「報道ステーション」のコメンテーターである筆者は、共同通信社出身の政治ジャーナリスト。
書名のとおり、平成の30年間の歴史を、非常にわかりやすく解説されています。
図書館クラブの展示は、3月末頃に変わりますので、平成を満喫したい方は、お早目にご来館ください。
同じ1階のラーニングコモンズエリアには、新しい稼動式の机と椅子の2セットが入り、図書館が
とても明るくなりました!
そちらも是非チェックにいらしてくださいね。
(図書館スタッフ:ニコル)