新着図書の紹介です。
もし、就職した会社が、ブラック企業ではなかったとしても、
配属されたのがブラック部署だったら・・・!?
この本は、ちょっと気弱な普通の女子大生が、
「借金の取り立て」というストレスフルな部署に新人として配属されて、
客からの「殺す」の「死ぬ」の、まるで戦場のようなサバイバルな中、
自分なりの問題解決のメソッドを見つけていく「成長物語」です・・・
なんていうと、ドラマティックで感動的な?展開を期待しますが、
そんなことは全然ありません(笑)。
ブラックな中に、笑いあり、時々しんみり、でもやっぱり笑っちゃって、
ちょっとだけハッとさせられる本です。
この「電話督促(コールセンター)」のような、特殊な環境の仕事ではなくても、
実際の仕事は、自分が苦手なこともしないといけないし、理不尽な出来事もあるし、
すべてが理想、楽しいことだけ、なんてことはないんですよね。
コールセンター業界のトホホな話として読んでも面白いのですが、
仕事に限らず、人間関係で壁にぶつかったときのヒント集として読んでも、
交渉術、コミュニケーション力UPが期待できるかもしれません。
ちなみにわたしは、
「弱者には弱者の戦い方がある」
という言葉に、大変惹かれました(笑)。