2012-12-26

おこたでのんびり


クリスマスも過ぎ、今年のイベントは大掃除に大みそかくらい?
年末の忙しい空気も活気があってよいですが、
寒い季節にこたつに入ってのんびり読書やTVを見るのも幸せなひと時です。
「初読書」という言葉を、最近はネットなどでよく見かけますが、
新年を迎えて初めて読む本を図書館で選んでみるのはいかがでしょう?
熊本県立大学の図書館は12月28日の午後5時まで開館しております(^^)v

さてさて、そんな前ふりをしてご紹介するのは、
ファンタジーの古典「指輪物語」 

…ではなく、「指輪物語」の前作である「ホビットの冒険」
 
 
です!
 
ちょうど12月14日に映画「ホビット 思いがけない冒険」が公開されたので、
原作本としてご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
映画館でも、グッズのコーナーに置いてあったのでちょっとびっくり。
映画を見た後、「原作も気になるなあ」という要望が多いのでしょうか、
それを機に手に取られる本があるなら、とても素敵な出会いだと思います。
 
「指輪物語」はハードカバーで6冊(3部作でそれぞれ上下巻)、文庫本で10冊と
長編ですが、「ホビットの冒険」は1冊で、児童書として書かれたのでとても読みやすいです。
 
ストーリーはシンプルで、
ドラゴンに奪われたドワーフの王国を取り戻すため、13人のドワーフと1人の魔法使い、
そして主人公のホビット、ビルボ・バギンズが旅をする話です。
その途中で、エルフや熊人、人間など、多くの種族に出会って交流を深めていきます。
 
ただし児童書=子供向け、単純な娯楽作と侮るなかれ!
最後の50ページで起きる波乱は、初めて読んだ時に
「そこまで書いちゃう?!しかも物語の最後で!」と呆然としてしまいました。
これはぜひ、読んで体感してほしい1冊です。
しかしご安心を。読み終わった後の幸福感は必ずあります。
普段ファンタジーを読まない方にもお勧めの作品です♪
 
図書館には、「指輪物語」「ホビットの冒険」ともにありますので、ぜひご覧ください。
その他にも、視聴覚コーナーに「指輪物語」の映画版「ロード・オブ・ザ・リング」3部作もあります。
1人用ブースでゆっくり鑑賞するもよし、グループ用のコーナーでお友達と鑑賞するもよし。
話題の本も入ってきていますので、ぜひ初読書用の本を探しに来て下さい(^_^)
 
では、少し早いですが、皆様良いお年をお迎えください。
 
 
(図書館スタッフ:トルコ石)
 
 
 

2012-12-21

平成24(2012)年の総括!?~大学の可能性、図書館の夢~


気がつけば今年も残りわずかとなっていました。
変化の多い1年だったような気がします。猛スピードで駆け抜けつつあります。

私事ですが公私ともにいろいろ夢中になれることがあり・・・途中、記憶がありませんが・・・
2012年をふり返る日々でございます。

図書館は学問の集大成だ!と司書講習で聞き覚えがあるのですが、まさにその通りだと実感することも多々ありました。3大社会教育施設の仲間である博物館・美術館にもよく通いました。気になること、わからないことがあれば図書館で調べることもできるありがたさ。
古文書の勉強会を思い出しながら戦国武将たちの書状を拝見する楽しさ。
映画を見ては原作本を探したり、再演ものの舞台公演のチケットを入手しては予習のためにノベライズ本を読んでみたり・・・、料理や手芸にハマッてはレシピなどを探してみたり・・・
と、図書館が身近にあることに感謝です。もちろんレポートや研究などでもお世話になりました!

そんな中、演劇・お芝居に感化された2012。「舞台は総合芸術」なんだな~と思う日々。音楽も音響も、絵画(美術)作品も照明やその他の装置も、小道具や大道具(建築技術)も映像作品も・・・もちろん脚本を書く人、演じる人も・・・。そしてそれらをマネジメントしてプロデュースする人も!これらの技術を学ぶには、やはり図書館も必要なはず! 最新技術の開発にも、文献の検索にも役立つ図書館。
過去のものも図書館には存在するし、新たに作られたものも何らかの形で図書館に保存される。そうやって文化は継承されていくのだなと強く思いました。

本学はどの分野の学問も存在する集約型の大学。
そんな大学に居るからこそ専門分野外のことも見聞きすることのできるありがたさ。文学部も環境共生学部も総合管理学部もそれぞれの専門性を集めると
何か凄いことができる気がします。(勝手に大きな夢を描いてしまいました。)

(図書館スタッフ:鹿)

2012-12-14

コモンジョ


皆さま、「コモンジョ」と聞いてすぐに分かりますか?

こもんじょ=古文書、
実は私、結構長く生きているのに、「古文書」を「コモンジョ」と発音するのだと知ったのは、3、4年前…という無知さです。
高校の頃に日本史を選択しなかったから…等という言い訳は通用しません。
何せ、図書館で働いているのですから。
物を知っておくべき人間がこんなにも何も知らないとは、親でなくとも嘆きたくなるでしょう。

そんな反省も込め、今年から、「古文書勉強会」なるものに参加し始めました。
歴史学の先生と共に、江戸時代の古文書を読む、なかなか貴重な会です。
何にも分かっていない私にとっては、
昔の人の達筆すぎる漢字や平仮名を解読するのにまず大変に手こずっているのですが、
解読できた時の喜びはひとしおです。

そんな古文書勉強会も、今年度の授業が終了しました。
以前どこかで読んだ文字も、次に読む時には忘れていたりと、まだまだおぼつかない状態ですが、
今までは資料館などで見ても素通りしていた昔の人の文章に、目を向けるようになりました。

図書館クラブのメンバーの中にも、この勉強会に参加している人がちらほらいます。
特に学生さんは優秀!すらすら~っと読んでいくのです。何なんでしょう、この違い。

また、日曜日には、和綴じ本の修理の仕方を教わる会に参加しました。
糸で綴じてある、あの和風な本を作るという、これまた緊張する授業です。
ちくちく針で丁寧に本を綴じるなんて、贅沢、且つ、丁寧なその作業に、うっとりしました。

文字を書くことも、読むことも貴重だった、一昔前の資料。
いつかこのブログの文章も、未来の誰かが解読してくれるのでしょうか。



      ※写真は、解読した古文書と、作業で作った和綴じ本。

                                  (図書館スタッフ:キティコ)

2012-12-01

冬将軍到来




この頃急に寒くなりました、どうやら冬将軍が闊歩しているようですね。昼間もずいぶん冷え込むようになりました。
県大の木々も紅い葉を落とし始め、綺麗な橙色の雨が降っています。


県立大付属図書館では「本と旅する」をテーマにLibrary Lovers'キャンペーンに参加していました。みなさんからいただいた文学地図は、今も好評展示中です。
ちなみに、九州外にもこのような活動をしている図書館があります。


香川県善通寺市立図書館では、文化財を巡り、郷土への関心を深めるため「図書館の郷土資料をもって出かけよう」というイベントが開催されました。善通寺市立図書館では、約9,000冊もの郷土資料を所蔵しているそうです。その郷土資料を活用し、多くの歴史遺産の残る善通寺市の地域の魅力を知ってほしいという思いから開催されたイベントです。図書館の郷土資料を持ち、小型バスに乗って国の重要文化財である旧善通寺偕行社や金倉寺など郷土の歴史や文化を探訪したそうです。


自分の住む地域がどのような時代を過ごしてきて、どのような歴史を持っているのかを図書館の郷土資料をもとに知るのは、とても画期的ですね。
県立大付属図書館でも熊本の郷土資料を多く所蔵しています。
この機会にぜひ、あなたのまちのことも知ってみませんか。

(図書館スタッフ:ありんこ)
 

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