2012-12-14

コモンジョ


皆さま、「コモンジョ」と聞いてすぐに分かりますか?

こもんじょ=古文書、
実は私、結構長く生きているのに、「古文書」を「コモンジョ」と発音するのだと知ったのは、3、4年前…という無知さです。
高校の頃に日本史を選択しなかったから…等という言い訳は通用しません。
何せ、図書館で働いているのですから。
物を知っておくべき人間がこんなにも何も知らないとは、親でなくとも嘆きたくなるでしょう。

そんな反省も込め、今年から、「古文書勉強会」なるものに参加し始めました。
歴史学の先生と共に、江戸時代の古文書を読む、なかなか貴重な会です。
何にも分かっていない私にとっては、
昔の人の達筆すぎる漢字や平仮名を解読するのにまず大変に手こずっているのですが、
解読できた時の喜びはひとしおです。

そんな古文書勉強会も、今年度の授業が終了しました。
以前どこかで読んだ文字も、次に読む時には忘れていたりと、まだまだおぼつかない状態ですが、
今までは資料館などで見ても素通りしていた昔の人の文章に、目を向けるようになりました。

図書館クラブのメンバーの中にも、この勉強会に参加している人がちらほらいます。
特に学生さんは優秀!すらすら~っと読んでいくのです。何なんでしょう、この違い。

また、日曜日には、和綴じ本の修理の仕方を教わる会に参加しました。
糸で綴じてある、あの和風な本を作るという、これまた緊張する授業です。
ちくちく針で丁寧に本を綴じるなんて、贅沢、且つ、丁寧なその作業に、うっとりしました。

文字を書くことも、読むことも貴重だった、一昔前の資料。
いつかこのブログの文章も、未来の誰かが解読してくれるのでしょうか。



      ※写真は、解読した古文書と、作業で作った和綴じ本。

                                  (図書館スタッフ:キティコ)

 

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