図書館クラブの学生では初めての投稿になります。ありんこです。
地元では週5日図書館に通うくらいの図書館マニアでした(笑)
今日は、初回ということで私の大好きな図書館の歴史をご紹介します。
世界初の図書館は、紀元前7世紀のアッシリア王であるアッシュールバニパルの図書館があります。アッシュールバニパルは非常に教養のある人物だったそうですよ(*^o^*)これは宮廷図書館で、王室に関する記録や年代記、神話、行政文書など様々な粘土板の遺物が残っており、現在は大英博物館に保管されているそうです。
紀元前7世紀という古い時代から、人々は文字を残しそしてそれを保管する場所を求めていたんですね。この頃から図書館という建物が存在し、人々がその足で訪れ本を読んでいったものですが、現在ではITが発達し「電子図書館」なるものも登場しました。
電子図書館は、コンピュータ・データベースを利用したウェブサイト型の図書館です。電子図書館では没後50年を経た著者の作品や、日本国内で著作権の消滅した明治から昭和初期にかけての作品が多く、また著者が著作権を放棄した作品を多く掲載しています。電子図書館のメリットは、24時間いつでも利用可能なことや、同時に多くの利用者が同じ資料を利用できること、そして物理的なスペースを必要としないことなどが挙げられます。たとえば従来の図書館だったら、貸し出し中の資料は予約しないといけませんしね。
そういったメリットが多くある一方で、著作権の問題やITの発展に伴うデータベースの移行の必要性など、問題点もまだまだ存在します。しかし私がもっとも問題視しているのは(個人的な意見ですが)、人々のふれあいの欠落と紙の手触りを感じることができないということです。
ふれあいに関していえば、司書さんとのふれあい、利用者同士のふれあいなど電子環境では体験することのできない人と人との繋がりがあります。図書館で行われる読み聞かせ会や、レファレンスサービスなど、人の手で行われることが電子図書館では実現可能でしょうか。また、本や資料には独特の紙の手触りがあります。「これを借りよう!」と思って図書館に訪れ、その本を探しながら図書館内を歩き回っているうちにふと目についた背表紙。それを開いてみるとかすかに香る古い紙と、染み込んだインクの匂いに魅了されたことはありませんか?私はこの瞬間を感じるために図書館に通っているといっても過言ではありません(笑)
私は図書館が大好きです。堅苦しい話になってしまいましたが、これからもこの県立大の図書館の学生スタッフとして盛んに活動し、その都度ブログを更新していきたいと思いますので、よろしくお願いします(^O^)
(ありんこ)