この本は、両親の死と、愛犬「タケ」の介護~看取るまでをありのままに書いた内容となっています。読み進めていくと、タケの詳しい描写や著者とのやりとりが手に取るようにわかります。そしてタケの死後、色んな場所にあったタケの臭いが消えたことで生と死を感じ、タケのベッドだけは捨てられないという著者の思いに、とても共感できます。
そして、犬つながりでもう1冊。
なかでも、『ノンちゃん雲に乗る』や『くまのプーさん』『ピーターラビット』シリーズを翻訳されたことは有名です。この本は、そんな石井桃子さんによるエッセイをまとめた1冊となっています。装丁も可愛らしく、つい手にとってしまいますよ!
2冊とも読みやすいので、是非どうぞ。
図書館スタッフ:ぴーこ