インフルエンザ、ノロウイルス、
最近この手のウイルス感染の話題が後を絶ちません。
熊本の小中学校でも、インフルエンザの影響で学級閉鎖になるクラスも珍しくないとのはなし、
私が子どもだった(もう30年くらい昔ですが)頃はどうだったかしら、
そんなにマスクしたり、何人も休んだりなんてことは稀だったはず、
どんだけウイルスが強く、逞しくなってきているのだろう…、
と、ぼんやり思っている今日この頃。
幸い、インフルエンザには今までかかったことがなく、どういう症状なのかも謎なのですが、
図書館で共に働くスタッフ曰く、「とーってもきつい、本当に死んでしまうのではないかという気持ちになる」、のですと!
それを聞いて、これからも毎年予防接種を受け続けよう、と心に誓いました。
そんな話をした帰り、古本屋さんに立ち寄ってパラ読みしたのが、
よしもとばななの「イルカ」。
この話、インフルエンザにかかった主人公が、苦しんで苦しんで何日間かを過ごす話から始まるのです。
さっきまで話題にしてたインフルエンザがここにも!
不思議なつながりにちょっと感動して、早速買って帰って読み始めました。
一人暮らしの30代女性のおはなし。
妹に看病してもらってしっかり休んだ挙句、インフルエンザは完治し、
「五郎」というちょっと風変わりな男性と久しぶりに会う…というシーンまで読みました。
久々読むよしもとばなな、
この人の書くストーリーは、読んでもすぐ忘れてしまうのですが、
登場人物の感じたこと、感覚を書くときの、ものすごく的を得た表現に、いつもびっくりします。
続きが楽しみです。
でも、やっぱりインフルエンザにかかった主人公は苦しそうでした。
皆さんもご注意を!
(図書館スタッフ:キティコ)