皆さんこんにちは。
雨の予報は落ち着きましたが、来週からは蒸し暑くなるようです。
冷房の効いた図書館でのんびり過ごしてみませんか~?
今回は熊本が舞台の本をご紹介。
スタッフの出身に引っ張られて天草多めですがご了承ください。
「Z世代の(アガサ・)クリスティ」と称賛されるミステリ作家のデビュー2作目。
天草の孤島にある海上コテージで起こる殺人事件と、数年後に大阪で起きた連続バラバラ殺人事件。
二つの事件をつなぐものは何か?犯人は誰か?
端正な文章で読みやすく、キャラクターも濃くてぐいぐい読んじゃいます。
ちなみに前半の舞台である天草の孤島は架空の島です。描写的に恐らく上天草。
実は海上コテージ自体は天草にあって(下島です)、現在も宿泊ができます。
気になる方は本を片手に泊まりに行くのも臨場感があって楽しいかも?
天草独立戦記-四郎ふたたび
著者:浜路一三
熊本日日新聞社 2011.2発行
所在:和書(3F) 913.6||H 23
こちらはブクログにデータが無かったので画像が張れませんでしたが、鶴田一郎さんによる美麗な表紙は一見の価値ありです!
天草が日本から独立する?!という架空歴史小説で、天草在住の人間だと「あ、あるある~!」と膝を打つ面白さ。
ちなみに現在絶版ですので、読みたい方は図書館へ!
似た設定に井上ひさしの「吉里吉里人」(こちらは東北が舞台)がありますので、読み比べるのも楽しいかも。
最後に、熊本の人気書店「橙書店」からエッセイシリーズを。
熊本の行ったことがある場所や、季節の空気感が淡々と描写されていて読み進めるうちにほっとした気持ちになれます。
田尻さんの作品は他にも所蔵してますので、気になる方はぜひ図書館へ!
ちなみに街中にある橙書店さんに行けば、著者のサインももらえますよ~。
暑い夏に備えて、身体の栄養だけでなく、心の栄養も補給しに来ませんか。
お待ちしています!
(図書館スタッフ:トルコ石)