福岡県立図書館による一斉展示企画「ゲームで読書しませんか?~ボードゲーム、カードゲーム、TRPGからデジタルゲームまで~」に参加しています。
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色々な図書館が一斉に、ゲームを軸とした読書推進の展示をするこの企画。
当館は「ゲームで知る戦争」というテーマで、戦争の悲惨な部分を追体験できるボードゲーム『グリッズルド』と、同じく戦争の悲惨な部分が書かれた本『戦争は女の顔をしていない』を展示しています。
『鉄条網』『砲弾』『雪』など、あらゆる困難がプレイヤーを襲い、戦場の過酷さを再現してきます。
製作者には祖先が戦地に行った人がいたり、説明書に『戦地からのラヴレター』という本からの引用があるなど、真摯に戦争というものに向き合って作られたゲームです。
『戦争は女の顔をしていない』は、ノーベル文学賞作家スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチさんが、従軍した女性にインタビューし、その内容を記録したものです。
主観的すぎるという意見もありますが、「個人から見た戦争」というものが伝わってきます。
ゲームと本、両方の文化で戦争を知ってもらうことで、より深く理解してもらえると嬉しく思います。
スタッフ:ゲーム司書