『ゼロ!こぎゃんかわいか動物がなぜ死なねばならんと?』 作者:片野ゆか
今でさえ、年間20万頭もの犬や猫が殺処分されている中、当時、夢物語と揶揄されながらも「殺処分ゼロ」を目指し、ほぼ「ゼロ」を実現した熊本市動物愛護センターの10年間の闘いを追った話です。
熊本市動物愛護センターの闘いといえば、この大学の図書館の郷土資料に置いてある『殺処分ゼロの理由(わけ) 熊本方式と呼ばれて』という本もあります。こちらは、動物の殺処分ゼロに挑戦し、モデルケースとして注目される“熊本方式”と呼ばれる当事者であるベテラン獣医師の挑戦の記録の本です。
どちらも殺処分ゼロを目指した本ですが、行政と獣医師というそれぞれの立場からの挑戦の本になっています。それぞれの立場での取り組みを読み比べてみませんか?
ちなみに、『ゼロ!こぎゃんかわいか動物がなぜ死なねばならんと?』の作者さんは、『犬部!』という本も書いています。こちらも実在する大学のサークル活動を描いた実話です!
「俺が行かないと、あいつらは死ぬ」「でも、このままだと俺が死ぬかも……?」
人間のわがままの犠牲になった動物たちと、彼らを必死に救おうとするワカモノたち。青森県十和田でくりひろげられる、涙あり、笑いあり、感動ありの青春奮闘記です。
残念ながらこの『犬部!』は熊本県立大学の図書館にはありません。 どちらもノンフィクション、動物愛護の為に奔走する人々の話なのでもしも『ゼロ!こぎゃんかわいか動物がなぜ死なねばならんと?』を読んで『犬部!』にも興味を持てたら本屋さんで探してみたり、図書館にリクエストをしてみてはどうでしょう?リクエストは図書館で随時受け付けています。
図書館で購入は出来ませんが、『犬部!』は小学館のサンデーコミックでマンガ化もしていますので文章が苦手だという人はそちらもオススメします。
(図書館スタッフ/スカイブルー)