これまで5回は繰り返し読んだと思う。
読むほどにいろんな味が楽しめる。
この本の冒頭のことば「生きているとは、
どういうことなのだろうか」は、
小さい頃から空想するのが好きだった私にとって
頭から離れないテーマの一つだった。
生命と非生命はどこが違うのだろうか?
生命を構成する物質を集めても生命体とはなり得ない不思議。
生命はなぜ存在するのか?その必然性は?
この本によって見出される摂理は、
自然界の現象はもちろんのこと、
私たちの意識の世界、組織や人間社会の有りようにまで
いろんな疑問を解き明かしてくれる。
本の帯には出井伸之氏(元ソニー会長)の言葉がある。
「会社は一つの生命体。この本からたくさんのヒントをもらった。」
次の本も併せ読むと面白い。
「動的平衡」福岡伸一著
「生命とは何か」エルヴィン・シュレディンガー著
「無思想の発見」養老孟司著
(図書館スタッフ)