明けましておめでとうございます。年末年始いかがお過ごしでしたか?
一月といえば、初詣や、今年二十歳を迎えられた方々は成人式など、これからも頑張ろう!といった気持ちになる行事が多い月だなと、個人的に感じています。
私も年を越してすぐに、健軍神社へ初詣へ行ったのですが、
神社の外まで驚くほどの大行列。。。。寒い中長時間並んでお参りすることになりました。😂
まだまだコロナ禍ですが、少しずつ外に出る事への抵抗が少なくなってきたように感じています。今年はもっといろいろなところに出かけて、たくさんの出会いがあるといいな~と思っています。😄
さて、今回はリクエスト展示として、「あなたは読んだことありますか? 中国文学の世界」という題で展示をしています。
中国文学、、、、
どうしても、高校まで勉強していた「漢文」等といった、堅苦しいイメージが浮かびませんか?私はそうでした。😶
そのイメージが変わったのは、本大学の山田先生の中国語の授業で扱われた、『三体』との出会いでした。
その授業では、『三体』の抜粋が教材になっており、学生は必死に中国語の発音の仕方や単語の意味を調べ、和訳を試みるんですが
その冒頭部分で、突然、登場人物の視界に、謎のカウントダウンが浮かび上がってくるのです。
え、どういうこと?何のカウントダウン?何が起きてるの?幻覚?と授業を受けながら困惑したのですが、その抜粋の部分で謎は明かされないまま、授業は終わってしまいました。
授業を終えていつもだったら達成感を感じるはずが、その謎のせいで消化不良のような気持になり、その足で図書館に向かいました。
蔵書検索をしてみると、『三体』が置いてあることを発見、授業用の本ばかり借りていた私は、入学後初めて、読みたいと思った本を借りてみました。
いざ読んでみると、まさかの文化大革命の描写が始まり、え、これ歴史モノなの?と驚きましたが、読み進めてみると、、、
私たちのいる現代から約190万年も先までもを描いた、とんでもSF歴史モノだったのです。😳
そしてなにが一番面白いかというと、そのリアルさ!これ絶対実写映画になるよね、でもできるの?と考えてしまうような出来事がたくさん起こります。現実で「スターウォーズ」が起きているのを目撃しているような、そんな感覚になりました。
(実際に『三体』はネットフリックス等でアニメ化、映画化が決まっているようです。めちゃくちゃ楽しみです。)
そこから複数の中国文学を読むようになり、この面白さをぜひ学生の皆さんにも知っていただきたいな!ということで、今回のリクエスト展示をさせてもらうことになりました。
いきなり長編はな~、、、と思う方が多いと思います。そんな皆さんには短編集の、『折りたたみ北京ー現代中国アンソロジー』や『台北ストーリー』、『円』がおススメです。ぜひ手に取って読んでください。
中国語の山田先生にこの展示について相談させていただいたところ、おすすめの本と、『三体』の原書を含む数冊の本を、展示用にと貸していただきました。本当に感謝です。
せっかくの機会なので、是非とも手に取って、日本語と中国語の違いにも触れてみてほしいと思います。
長くなりましたが、リクエスト展示の紹介でした。今年も素敵な一年にしましょう!次回の更新をお楽しみに~!
図書館クラブ まつけん😄