2019-09-06

夏の終わりに思うこと ~蔵書点検が終わりました~


ご報告が遅くなりましたが、今年度の蔵書点検が終わりました!

雨も多く、気温も低めの日々が続きましたので、絶賛作業中でどこにも出かけられないわたしでも、観光地のみなさまと夏休み最後の期間を満喫したいであろう小中高校生たちに思いを馳せた8月後半でした。(そのかわり宿題は進んだのかなあ?)

約半月の間3階を閉めておりまして、ご利用のみなさまにはたいへんご迷惑をおかけしました。
7万6千冊余りの本のバーコードをただひたすら読んでいく作業(4階に比べればかなり少ないんですけどね)……。スキャナ用の乾電池とお掃除用の取り替えモップがガンガン減っていくのと反比例するように進んでいったのでありました。


わたしたちも張り切って臨む蔵書点検ですが、それを支えてくれるのは学生アルバイトのみなさんです。読み込み作業が基本ですが、点検の結果、本を並べなおしたり、探したり、運んだり…。たくさんの作業が発生します。そして他にも人的資源に恵まれた(?)この時期に進めたいこともいろいろありまして…。今年も、よく気がつき、考えて動いてくださるアルバイトのみなさんのおかげで、無事に、かつスムーズに蔵書点検の8月は過ぎていきました。

探したい本がきちんと並んでいること、さっと見つかること。
蔵書点検は、図書館としては当たり前のことがちゃんとできているかの点検でもあります。反省点や改善できるところも見つかりましたし、この機会にこれまでの疑問を検証してみたり、新しいことを試してみたりと充実した期間にもなりました。

点検に伴う作業は今現在も進行中です!あるべきところに並ぶようデータや背ラベルを調整したり、傷んだ本を修理をしたりと、終了までにはもうしばらく時間がかかりそうです。

当たり前のことが当たり前になっているのって、ひとつひとつの小さなことの積み重ねなんだなと今回あらためて思いました。考えてみたら、お店に品物が並ぶのも、待っていれば電車やバスがやってくるのも、郵便ポストが赤いのも(それは違う…)。
3階は見かけには変わったところは何もありません。けれど(欲目だとわかってはいるのですが)本がシャキッと並んでいるように見えてしまうから不思議です。手をかけると違って見えるのは、人も本も図書館も(?)同じなのかもしれません。

いま最善と思われることを今とこれからのためにきちんと積み上げていくことの大切さをしみじみ感じた今年の蔵書点検でした。

                                      (図書館スタッフ:「ときに晴れて」)

 

ぷくりぶ日誌 Copyright © 2008 Green Scrapbook Diary Designed by SimplyWP | Made free by Scrapbooking Software | Bloggerized by Ipiet Notez