2014-04-12

「育てる」読書



しばらく入館者が淋しかった土曜の開館日ですが、
本日は学生さんの姿が多く見られました。


今回は前回、前々回の更新でもお伝えした図書館クラブで展示中の
「育てる」テーマの本から、新たに二冊ご紹介したいと思います。


一冊目は 冲方丁さんの『はなとゆめ』です。



『天地明察』、『光圀伝』に続く、冲方さん三作目の歴史小説です。
今作は誰もが知る『枕草子』の作者、清少納言が主人公です。
『枕草子』でおなじみの宮中での中宮定子や殿上人とのやり取りはもちろん、
定子に仕えるまでの葛藤や、時勢が変わる中での決意など、
清少納言という一人の女性の生き方が描かれているのが見どころです。


二冊目は穂村弘さんの『短歌ください』です。

著者 : 穂村弘
メディアファクトリー
発売日 : 2011-03-18


雑誌、『ダ・ヴィンチ』での連載をまとめたもので、
一般の方の短歌に、歌人である穂村さんが講評を添えた形となっています。
一つのテーマでも、全く異なる世界が生まれることに、
改めて言葉の魅力を感じることが出来ます。




歴史小説と歌集、どちらも手に取ったことがない人は多いと思います。
今回の展示をきっかけに、読書のジャンルを育てて頂ければ嬉しいです。


(図書館スタッフ:木)










 

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