本屋大賞をご存知ですか?正式名称は、「いちばん!売りたい本 2012年本屋大賞」で、オンライン書店を含む新刊書の書店で働く書店員が過去一年内に自身が読み、「面白い」と感じた本を選び投票するものです。
対象作品の中には、本屋大賞、発掘部門、翻訳小説部門があり、時代を超えて残る本など、さまざまな分野から選ばれます。
今年の発表は4月10日、明治記念館にて開かれました。一次投票、二次投票を経た結果、今年の大賞は、こちらの本になりました!
『舟を編む』(三浦しをん/光文社)
辞書を作る過程は、あまり世間から知られていないように思います。作中では、辞書編集部として個性的な面々が顔を寄せ合い、辞書「大渡海」を編みあげていきます。
三浦しをんさんと言えば代表的な作品が他にもあります。第135回直木賞の受賞作であり映画化もされた「まほろ駅前多田便利軒」、舞台やラジオドラマ、映画で幅広く親しまれている「風が強く吹いている」などがあります。ご存知の方も多いのではないでしょうか?
また、太宰治賞や手塚治虫文化賞などの選考委員も務めていらっしゃいます。
本屋大賞受賞作の二位以下は次の通りです。
2位 『ジェノサイド』(高野和明/角川書店)
3位 『ピエタ』(大島真寿美/ポプラ社)
これから全国の書店で、「本屋大賞フェア」が始まります。書店店頭のブースが設置されると思うので、受賞作を是非手に取ってみてください!
(図書館スタッフ:ありんこ)