2020-07-07

やってます消毒! ありがとうマスク!~図書館あれこれ~


図書館の朝はアルコールによる消毒作業から始まります。
机、パソコンはもちろん、エレベーターののボタンやらトイレのドアノブ、入館時のバーコードリーダー、接触の可能性があるところは拭いて拭いて拭きまくります。

……ところが私はアルコールに弱かった。無念。消毒作業が始まってすぐ湿疹が出るようになり、吸い込むと気分が悪くなってしばらく使いものになりません。気をつけないと戦力外です。開館時間を遅くしてまでやっているのになんてことだ!
別の作業用に備蓄していた使い捨て手袋(数に余裕がないので片手分)をつけ、スプレーではなくポンプ式のディスベンサーを使うと吸い込む量も少なく、自分でもなんとかなるということがわかってきました。

また県内では「副業でみんながつながる熊本県産マスクプロジェクト」という活動がありましたね。規定の条件で作られたマスクを買い取り、県民に無料配布するというものでした。
そのマスクが本学にも届けられ、図書館にもたくさん置いてもらいました。届けられたときも色とりどりのマスクは壮観だったのですが、「かわいい!」「どれにしよう!」と図書館で本を選ぶときには到底聞くことのできない声が学生さんたちからあがっていて、カウンターで見ていてもたいへん微笑ましい光景でした。男子学生のみなさんもたくさん手に取ってくださいました。
作ってくださった方や検品された方、買い取ってくださった企業のみなさまなど、関係者のみなさんにお見せしたい!こんなに喜ばれていますよ!と思いながら見ていました。あまりに好評で追加していただいてた分もきれいになくなりました。県民ではあっても私たちの分はありませんでしたね…(非常に残念!)。1年生のみなさんにはいろいろとお渡しできる入学記念品があったのですが(現在も配布中)、在学生のみなさんには何もなかったので、洗えば繰り返し使えるマスクはたいへんありがたかったです。就活などがあるからか、白地がなくなるのがわりと早く、色柄物も楽しく選んでいただいたようです。

現在図書館は教職員と学生のみのご利用となっています。大学図書館として利用対象を本来の基本的な状態に戻しているわけですが、それでも滞在時間90分以内と制限つきです。使用できるパソコンの台数も少なく、しかも全館サイレントゾーンとなっており、ご迷惑をおかけしているところです。

最近、一般県民の方から利用再開に関するお問い合わせが増えてきています。上記のように学生さんにも制限がある状況のため、入館制限はまだ続いていて、たいへん心苦しく思っています。

さびしいことはもうひとつ。公共図書館ではご利用が多いだろうと思われる一般書の新着本のご利用が少ないのです。先月本格的に授業が再開されて今月末から試験に入るということもあり、学生のみなさんは気軽に読書という雰囲気でもないのでしょうか。専門書や学術書などのご利用が多いように感じます。

1階 新着コーナー(書評に載った本)
1階 新着コーナー
卒業生や公開講座受講生、一般県民のみなさんなど、さまざまな立場の方が多様な目的で図書館をご利用になるというこれまでの情景が懐かしくなる日がやってこようとは思ってもみませんでした。でもまずは大学図書館のサービス対象である教職員や学生さんたちが、制限のある中でも気持ちよくご利用いただけるよう、できることをやっていくのみです。

…といいながら、来月にはシステム更新が控えており、さらに利用制限がかかるので、先にお詫びをしておきます…。

(図書館スタッフ:「ときに晴れて」)

2020-07-06

身近な戦争遺跡


7月に入って1週間経とうとしています。今年はコロナウィルスの流行もあり、あっという間に半年過ぎてしまったと思っている方も多いのではないでしょうか。

新しい生活様式にも少し慣れてきたのかな、とは思いますが、気をつけるべきは熱中症のような気がしてきています。
マスク、暑いですよね。
図書館は空調が効いているはずなのですが、すこし体を動かすと汗ばむくらいです。マスクをしていると体感温度が3℃くらいは違う気がしています。
今はまだ雨が続いているので気温が上がっていませんが、これからは熱中症に注意ながらの生活が続きそうです。

ブログを書くとき、ネタに尽きると「今日は何の日」を調べるのですが、これを書いている今日7月6日は「零戦の日」だそうです。
1939年(昭和14)の今日、零戦の試作機の試験飛行がはじめて行われたそうです。

零戦…っていっても最近の若い人(表現!)は知らないかな。
といっても私もそんなに詳しくないですけど、正式名称は「零式艦上戦闘機」といって太平洋戦争の時、日本軍の主力戦闘機だった飛行機です。
おじいちゃんが戦争に行った世代の私にはわりと耳慣れた言葉でした。
それで思い出したのですが、県立大学の敷地は戦時中「熊本飛行場」という軍の飛行場だったのをご存じですか?

いま熊本の空港といえば阿蘇くまもと空港と天草空港くらいですが、戦時中は軍の飛行場がかなりの数存在し、熊本飛行場もその一つでした。
今の健軍の自衛隊がある場所に航空機の製作所があり、そこで制作した機体の試験飛行のために1942年(昭和17)に整備され、戦争が終わった後も1971年(昭和46)に西原の熊本空港が開設されるまで断続的に飛行場として使われていました。

滑走路は、熊本赤十字病院と県立大学の間を走る国体道路のあたり。
ちょうど直線になっていますが、熊本託麻台リハビリテーション病院のある交差点から長嶺のモスバーガーの少し先でカーブになっている手前くらいまでが滑走路だったようです。

熊本飛行場は戦争末期、義烈空挺隊といわれる陸軍の特殊部隊が沖縄に向かって飛びたった場所で、そのほとんどが生還することはありませんでした。
空挺隊の記念碑が以前県立大学のある敷地にあったようですが、今は健軍の自衛隊内に移設されています。

現在、図書館の前とグローカルセンターの前に大きな松の木がありますが、これは空挺隊の見送りの松といわれています。
もともと図書館と総管棟のあたりは松林でしたが、大学を増築する際、切り倒してしまったそうです。
見送りの松に歴史的価値があるということで、数本だけが残されています。
当時は低い松だったのかもしれませんが、いまは大木になっていますね。

図書館の前を通るときに、ちょっと思い出してみてください。

※参考文献

所在:郷土資(2F) 背ラベル:K 210.6||Ku 34 ほか

図書館スタッフH

2020-06-30

図書館クラブのリクエスト展示(7、8月)


図書館クラブの新しい展示が始まりました。


「独断と偏見で選ぶTOP20」です!






面白そうな本、過去に読んで面白かった本を20冊、ジャンルを問わず選んでみました。






夏らしく涼しげなお菓子の本、幽霊の本はもちろん
ビートルズや鉄道、ことばの本も並んでいます。


「世界図案百科」や「人生を変えた本と本屋さん」は眺めるだけでも楽しいですよ


図書館一階のリクエスト展示コーナーを是非のぞいてみてください!
気になる本が見つかると嬉しいです(*^^*)

2020-06-19

晴耕雨読


梅雨入りして、じめじめした日が続きますね。
雨の日は家で読書がおすすめです。


私が最近読んだ本を紹介しますね。
タイトルと中身のギャップがある本を最近立て続けに読んだので、その中から数冊ご紹介します。

著者 : 宮野真生子
晶文社
発売日 : 2019-09-25
所在:開架(2F) 
  114.2||Mi 79

『急に具合が悪くなる』って、”貧血”とか命にかかわりのない症状かと思っていたら
まさかの”進行したがん”で「多発転移が起こってあまりいい状態ではない」と医者から告げられた状態のことでした。

がん患者で哲学者の宮野真生子さんと、人類学者の磯野真穂さんの往復書簡です。
書簡の最中どんどん具合が悪くなっていく宮野さんの状態にそって、対話は深くなっていきます。

研究対象の分野も違う2つの『点』であった学者二人が書簡を重ねていく中で対話を深め美しい『ライン』を描いていく姿がこころをうちます。
死に直面した哲学者、そこに巻き込まれながらも哲学者の言葉を引き出そうとする人類学者、ふたりの学者の本気が詰まっています。
本文中に、「心を震わせる研究とは」という磯野さんの言及がありますが、この本を読んでいる最中何度も心を震わせる瞬間が訪れました。心からお勧めします。


子殺しという事件性の高い問題を扱った本ではなく、サブタイトルからわかるように、『生きるに値しない命』という線引きを他者が行うことの危うさ、重い障害のある人の意思決定はだれが負うのかなどを扱った本です。
相模原のやまゆり園事件の章あたりから、障碍者の親としての筆者のこころのゆれがみえるようになり、そこからぐっと引き込まれるように読みました。


著者 : 國松淳和
金原出版
発売日 : 2019-05-01
所在:開架(2F)
  490.14||Ku 45

仮病を使ったことがありますか?この本は、仮病を疑われるような症状の患者さんの病名を見抜くさまを扱った本です。
難病を扱うことが多い筆者のもとを訪れた、病名のわからない患者の様子をストーリー仕立てで紹介した「エピソード」と、病名が判明する「エピローグ」の組み合わせで進んでいく構成は、まるで推理小説を読んでいるようです。



猫好きとしては??な題名ですが、村上春樹作品であれば安心して読めます。
村上春樹さんがご自身の父親について書いた作品です。
題名の猫のエピソードは一番最初に語られています。
図書館ではただいま発注中ですので、しばらくお待ちいただくと新刊コーナーに並ぶと思います。お楽しみに!

スタッフ Y


2020-06-17

情報セキュリティ啓発キャンペーン②


こんにちは。お元気ですか?
今日も図書館をご利用いただき、誠にありがとうございます。


今日のブログも前回に引き続き、
図書館1階にて展示している「2020 情報セキュリティ啓発キャンペーン」図書の紹介です。
2回目の今回は、初級者向けから上級者向けの本まで、幅広く紹介します。


SNSの利用は、効果的かつ素早い情報発信を行うために、組織においても重要な活動となってきました。
しかし、組織メンバーがSNS発信によって起こしうるトラブルへの対応策や未然防止策もまた重要となってきています。
教職員だけでなく、学生の方にも、企業がどのような形でSNSによる情報発信を管理しているかを知る参考となると思います!
(上級者向け)


情報セキュリティを学ぶ上で必要となる、ネットワーク、暗号化、電子証明書といった基礎知識を
わかりやすい技術解説によって獲得できます。
また、実際のサイバー攻撃手法について主要なものが紹介されています。
さらに、国や関係機関がどのような方法でサイバー環境を守っているか、活動が紹介されており、
サーバーセキュリティの今を知るのに役立ちます!
(中級者向け)


生活に手放せないスマートフォンやタブレット。暗証番号や指紋認証をかけただけで安心していませんか?
便利な反面、常にインターネットに接続されており、いろんな危険が潜んでいます。
本書ではスマートフォンなどを安全に利用する上での推奨設定や、機器特有の気を付けるべき罠について
わかりやすく解説されています。
一読のうえ、ご自身のスマホ環境を今一度見直してみては?!(初級者向け)


冒頭では、サイバー攻撃の具体的な事例紹介がされています。
読み進めていくと、サイバー空間をどのように守るか、日本や世界で組織される団体の活動が紹介されています。
後半では法整備や、組織に適用すべきセキュリティ対策の枠組み(標準化・ルール)についての動向が書かれています。
2014年発行の書籍ですが、内容は今でも十分に参考となるものです。
技術だけでなく、対策の枠組みを知っておくために非常に有用な書籍です。
(上級者向け)


ネットワークを構成単位ごとにわかりやすく解説してあります。
普段パソコンを利用する中で「言葉としては聞いたことあるけど、具体的にはよくわからない・・・」といった
疑問が一気に解決すると思います!(初級者向け)


情報セキュリティを知る上で必要な要素技術が学術的観点から紹介されています。
後半では、法整備等枠組みに関する紹介もあり、幅広い知識の習得に役立ちます!
少し堅苦しい部分もありますが、スマホやデジカメといったICT機器に利用される技術に関する部分もあり
意外と身近なものだと思って読んでみてください。
(中級者向け)


無線LANやネットバンキング。おそらく皆さんも日々の生活で利用しているのではないでしょうか。
ネットワーク利用の安全性の観点からそこにどのような危険が潜んでいるのか?
金銭や個人情報に関する犯罪に巻き込まれるリスクとは?
そうした疑問についてマンガの形式で親しみやすく解説されています。
(初級者向け)


情報のダウンロードや複製が容易にできる世の中ですが、その使い方は本当に大丈夫ですか?
知的財産権に抵触しませんか?授業で利用するためにコピーをするのはどこまでOK?
普段あまり意識しなくとも業務や学業、生活に密接にかかわってくる知的財産権について詳しく学ぶことができます。


セキュリティ展示は、8月31日まで開催しています。
展示の本は貸出できます。ぜび手に取ってご利用ください。(K)








 

ぷくりぶ日誌 Copyright © 2008 Green Scrapbook Diary Designed by SimplyWP | Made free by Scrapbooking Software | Bloggerized by Ipiet Notez