近頃「紙の出版物の販売が落ち込む中、絵本の売れ行きが好調」とのニュースを目にしました。子どもだけでなく、大人の、特に女性の方々に人気とのことです。
そんな絵本(読書)のすばらしさを、小学生にも知ってもらいたいとの思いから、図書館の学生ボランティアでは「ぷくにゃんお話し会」という、月出小学校への読み聞かせ訪問活動を行っています。
お話し会では、黙って真剣な表情で聞いてくれる児童、「それ知ってる~」「次はラーメンだよ!」と、声を上げる元気な児童、聞き方はそれぞれですが、みんな素直で可愛くて、、つい私達の顔もほころびます。
学生メンバーの皆さんは、毎回、心を込めて、その絵本の特徴をつかんだ読み聞かせをしています。
以下は、メンバーが今年度読み聞かせに選んだ本ですが、どれも季節に合った良い絵本ばかりです。
『お月さまってどんなあじ?』 『ちいさなねこ』 『しりとりのだいすきなおうさま』
『おいもをどうぞ!』 『わたしとあそんで』 次の2冊★は貸出しできる絵本です。
★『もったいないばあさん』
★『わすれもの』
子どもの頃に読んでもらっていた絵本も、大人になった今読み返すと、新たな出会いがあるかなーと思います。
当館には大人が読んでも面白い、素敵な絵本が沢山あります。その中で推しの2冊をご紹介します。
連日、米国トランプ次期大統領のニュースが報道されていますが、こちらは小さな国の大統領のお話。
『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』
南米ウルグアイのムヒカ大統領が、国際会議で行ったスピーチをもとに描かれた絵本です。
「本当の豊かさとは?」と、改めて考えさせられます。
絵本のようなミステリー小説のような・・・『クリスマスを探偵と』
舞台はドイツ。探偵カールがクリスマスの夜に出会った、謎の男は!?。聖夜の奇跡。
ベストセラー作家の伊坂幸太郎が、学生時代に初めて書いた小説が元になっている、
とのこと。
いつのまにかサンタクロースを信じなくなった大人たちへの、心温まる
「クリスマスプレゼント」になりそうな本です。
絵本って、子どもたちの成長だけでなく、日常生活に疲れた大人たちの現実逃避?にも欠かせない「癒しのグッズ」なのかもです。
スタッフ:ニコル