2024-11-20

絵本をどうぞ!

近頃「紙の出版物の販売が落ち込む中、絵本の売れ行きが好調」とのニュースを目にしました。子どもだけでなく、大人の、特に女性の方々に人気とのことです。 

そんな絵本(読書)のすばらしさを、小学生にも知ってもらいたいとの思いから、図書館の学生ボランティアでは「ぷくにゃんお話し会」という、月出小学校への読み聞かせ訪問活動を行っています。

お話し会では、黙って真剣な表情で聞いてくれる児童、「それ知ってる~」「次はラーメンだよ!」と、声を上げる元気な児童、聞き方はそれぞれですが、みんな素直で可愛くて、、つい私達の顔もほころびます。

学生メンバーの皆さんは、毎回、心を込めて、その絵本の特徴をつかんだ読み聞かせをしています。

以下は、メンバーが今年度読み聞かせに選んだ本ですが、どれも季節に合った良い絵本ばかりです。

お月さまってどんなあじ? 『ちいさなねこ』 しりとりのだいすきなおうさま

おいもをどうぞ!』 わたしとあそんで   次の2冊★は貸出しできる絵本です。


★『もったいないばあさん』

★『わすれもの』

BL出版

所在:和書(3F) 726.5||To 83 


子どもの頃に読んでもらっていた絵本も、大人になった今読み返すと、新たな出会いがあるかなーと思います。

 当館には大人が読んでも面白い、素敵な絵本が沢山あります。その中で推しの2冊をご紹介します。

連日、米国トランプ次期大統領のニュースが報道されていますが、こちらは小さな国の大統領のお話。

『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』

著者 :[ムヒカ述]/くさばよしみ編/中川学絵
汐文社

所在:和書(3F) 726.5||Mu 22

 南米ウルグアイのムヒカ大統領が、国際会議で行ったスピーチをもとに描かれた絵本です。

本当の豊かさとは?」と、改めて考えさせられます。

 

絵本のようなミステリー小説のような・・・『クリスマスを探偵と

河出書房新社

所在:和書(3F) 913.6||I 68

 「探偵さん、その話、よければ僕に話してくれませんか?」

舞台はドイツ。探偵カールがクリスマスの夜に出会った、謎の男は!?。聖夜の奇跡。

ベストセラー作家の伊坂幸太郎が、学生時代に初めて書いた小説が元になっている、

とのこと。

いつのまにかサンタクロースを信じなくなった大人たちへの、心温まる

「クリスマスプレゼント」になりそうな本です。

絵本って、子どもたちの成長だけでなく、日常生活に疲れた大人たちの現実逃避?にも欠かせない「癒しのグッズ」なのかもです。

                               スタッフ:ニコル