2021-04-09

情報セキュリティ啓発キャンペーン

 こんにちは。日頃図書館をご利用いただきありがとうございます。

一人一台スマートフォンや携帯端末を持ち歩く時代、情報源がテレビ・新聞からインターネットへと移り変わっているのを実感する今日この頃です。 

 だからこそ、端末やインターネットの中にある個人情報は自分で守る!意識は強く持たねばと思います。

図書館では4月12日より情報教育部門厳選の図書を設置し「2021年度 情報セキュリティ啓発キャンペーン」の展示を始めます。

8冊、展示図書の紹介です。

********情報セキュリティ啓発キャンペーン 紹介図書***********

取り上げているテーマは「サイバー攻撃」「コンピューターウイルス」「パスワード」「暗号と認証」「セキュリティ用語」。それぞれのテーマの部で専門的な内容を図やイラストを豊富に使って、緊張感のある短文で分かりやすく解説しています。専門用語がどうもとっつきにくいという方には第5部から読むことをお勧めします。豊富な知識を持ったセンパイとたよりないネコSEとの対話形式で入りやすいでしょう。

セキュリティの基本的な考え方、技術の仕組み、重要用語までしっかり学べる入門書。県立大学のサイトに学外からアクセスするために必要な2要素認証、ワンタイムパスワード等、知っておかねばならないことも詳しく解説しています。セキュリティに関する各項目がイメージでとらえられるよう工夫された構成になっています。

日進月歩で進展していくデジタル世界。デジタルの新しい可能性が期待され、世の中に様々な恩恵を与えています。しかし、デジタル化の進展とともにフェイクが横行し、真実とフェイクの境界を曖昧にさせているという。また、ビックデータに蓄えられた膨大な個人情報により、プライバシーは丸裸になりつつあるそう…。タイトルに「“現実”が飲み込まれる日」とありますが、読み進めるとその意味が分かってきます。今後のデジタルとの付き合い方を考えさせられる1冊です。

著者 : 佐藤佳弘
武蔵野大学出版会
発売日 : 2017-10-12

学生の皆さんもよく利用されるであろうSNS。便利な反面、多くの危険が潜んでいます。どのような危険があるのか、SNSのトラブルについてわかりやすくまとめられています。よく知られている事例から、「え!そんなことがあるの!?」と思うような意外な事例まで書かれています。

ネットは気軽に情報を発信できますが、その内容によっては「犯罪」になることもあります。あなたのその「つぶやき」は大丈夫ですか?実際の事例とともにネットの法律知識について解説されています。

ネット炎上はなぜ起きるのか、その被害はどこまで及ぶのか等、炎上のメカニズムについて具体例とともに解説されています。職場だけでなく、学生の皆さんにとっても身近なアルバイト先やプライベートな場面での炎上についても書かれています。本書を読み、ネット炎上のメカニズムを知ることで、今後の対策について考えるきっかけにできるのではないでしょうか。

インターネットを利用するうえで直面する多くの問題のなかから、本書は「人権侵害」について焦点を当てています。人権侵害にあたる書き込みとはどのようなものなのか、法律と倫理の観点から見たネット人権侵害などについてまとめられており、その現状について知ることができる1冊です。

実際に起こったネット炎上の事例を挙げながら、炎上についての分析がまとめられています。炎上とは何か、分類やパターン、誰が起こしどれくらいの人が参加するのかなど詳しく分析されており、炎上の実態について知ることができる1冊です。




上に挙げた8冊を含め、情報セキュリティについて考える本32冊を図書館1階にて展示・貸出しています。自分の情報を守る事、SNSに挙げて良い事悪い事等、この春、本を手に取って考えてみてはいかがでしょうか。(K)