2019-09-21

俳句ブログ続けます。


日頃図書館をご利用いただきありがとうございます。
9月も、もう下旬。
皆さん今年はどんな夏を過ごされましたか?


さて、先日から私のブログ、俳句について語っています。
ネタが尽きるまで続けようかと思ってます。
時間がありましたらお付き合い頂けると幸いです。


今回ご紹介する詠み方は「取り合わせ」。
関連の無い2つの物を一句に詠み込む、という作り方です。
まず拙句を挙げます。


春の月ホルンのリズムずれてゆく  スタッフK


季語は「春の月」。
春は大気中の水蒸気が多く、物がぼやけて見えがち。
月もくっきりはっきりではなく、少々大きくぼやけて見えます。
ホルンの音色も、金管楽器の中ではそんなに鋭くない、「ぼわん」とした音ですよね。
これが取り合わせ。二物衝撃とも言う技法です。


ポイントは、関連性の無い2つの物を詠み込むこと。ベタな表現は避けること。
「月」と「兎」、「月」と「団子」は容易に連想されがちなので無し。
「月」と「ホルン」は、無しではない。でも、


「春の吹奏楽は、あまり上手くないからね。句はまあ、お上手です。」(先生談)


はい。私まだまだこんなもんです。
凡句「ホルン」はイメージだけで作りました。
ですが、俳人が目前の情景をよくよく見て、一句詠むと、作り事では絶対に出てこない
句が出来ます。


ゆで卵剥けばかがやく花曇り 中村汀女


取り合わせを狙って作者は作った訳ではないんです。が、


初めてこの句を読んだ時、良さが今一つ分かってなかったのです。が、
作句を初めて改めて鑑賞すると、この句はすごいんです。(一人合点。)
「ゆで卵」と「花曇り」。普通の感覚やイメージだけではこの組み合わせは出てこない、と思います。


私の拙い解説よりも、ぜひ句集を開いて郷土が産んだ俳人の作品を読んで頂けたら
幸いです。


中村汀女全句集  (汀女著 毎日新聞社)


(和書(3F) 911.368||N 37 0000261569)
 


外(と)にも出よ触るるばかりに春の月  中村汀女 


(スタッフK)



 

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