2017-06-30

クチナシとカサブランカ


6月も最終日。
「そろそろ田植えが終わって水面に空が映っている」というのがこの時期の私のなじみ深い風景でした。田畑や用水路の復旧が済んだところから少しずつそんな景色がもどってきているでしょうか。
これも個人的な感覚ですが、梅雨の空気にはクチナシとカサブランカ。真っ白な花よりも独特の濃い香りが印象的です。

さて、図書館では展示コーナーが次々と新しくなっています。

リクエスト展示は「さくっと読める本」ということで、気軽に手に取っていただけるような小説が並んでいます。

小展示のコーナーは「古典文学の『周辺』」というテーマで、昨日からスタート。日本の歴史や文化、風習など、古典文学ではなく、あくまでその「周辺」に関して集めています。

今回は、その小展示のコーナーからクチナシとカサブランカに関する記述を探してみました。

所在:小展示(1F) 背ラベル:757.3||Ko 76

この本では梔子色(くちなしいろ)は赤系の色に分類されています。

クチナシの実が染料になりますが、私はどうしても栗きんとんの色を思い浮かべてしまいます。
余談ですが、最近の将棋ブームで知りましたが、クチナシの花は将棋盤の脚のデザインに使われることが多いそうですね。「口出し無用」の意味があるのだとか…。


所在:小展示(1F) 背ラベル:753||N 88

カサブランカは百合の一種。季節ごとに目次立てされているので、百合は「夏」の項に掲載されています。百合がデザインされた着物や帯が写真で紹介されているのですが、刺繍や染めがとてもこまやかで美しいです。百合が文様に使用されるようになった時期なども説明されています。


来週からは食育コーナーも一新。図書館クラブの夏展示も再来週を目標に学生さんたちが準備中です。どんなテーマでどんな本が並ぶのか。とても楽しみです。  

(図書館スタッフ:「ときに晴れて」)

 

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